言葉って氷山の一角みたいなもので、
海面からひょっこり顔を出しているその下に、
時としてとてつもなく大きな想いが隠れていたりする。
「好き」って気持ちを「好き」って言葉で伝えたとしても、
「好き」って気持ちがどこまで相手に届いてるかは分からない。
言葉に想いをめいっぱい詰め込んだつもりでも、
それが相手に届かないこともあるし、
それほど想いは詰めていないのに、
相手がこちらの想い以上のことを受け取ったりすることもある。
BUMP OF CHICKENの楽曲『supernova』の中で、
伝えたい気持ちだらけなのに、
伝えたい言葉が無い。
本当のありがとうはありがとうじゃ足りない。
そう唄っている箇所がある。
これは、氷山のたとえで言ったら、
海面の下に隠れているところまで、
余すところなく自分の気持ちを表現できる言葉がないってことだと解釈している。
言葉って「要約」みたい。
言葉という器にまとめられていて、
そこから溢れ出た部分はカットされている。
要約できない部分、言葉の器に入りきらなかった部分が大事だったりするのに。
そんな気がしてならない。
かといって、自分の想いに見合う
新しい言葉を勝手に作ったところで、
それはそれで伝わらないわけだし。
言葉として口に出しても、
伝わりきらない想いが必ず残る。
なんだか残尿感に似ているね。
濃縮還元の100%ジュースみたいに、
言葉として想いを絞り出せたらいいのにな。
本当を掴みたくて
本当を届けたくて
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